山登りが楽しくなって、そろそろ日帰りと小屋泊も経験したし、そろそろテント泊してみたい!と思い始めた方テント泊初心者の方へ読んでほしい記事を書きました。
ソロテン泊するために準備していたので、この機会にザックの中身や注意してる事などを紹介します。
日帰りや小屋泊と大きく違うのは「家」を背負って登らなければいけない事ですよね。
荷物は増えますが、小屋泊よりもリーズナブルに山で宿泊でき、朝日や夕陽を見て夜は星空を眺めて過ごせるのは本当に贅沢です。
小屋泊とはまた違った楽しみが味わえるテント泊に挑戦してみませんか?
ギア一覧
よーしテント泊するぞ!となったら、早速装備を揃えます。
わたしは基本的にソロ登山なのでテント泊も全部自分で揃えて自分で背負っていきます。
グループ登山の場合は分担してシュラフ(寝袋)や食事を運んで、リーダーが大きいテントを運んでという感じができるのですが、ソロではそうはいきません。
そこでわたしは少々高くても「軽いもの」を選ぶことにして大体10キロくらいの荷物を背負って登っています。
今回は1泊2日の南アルプス塩見岳と烏帽子岳へ登ってきたので、その時の約9.5キロの内容でご紹介します!
お財布と相談して自分がときめくお気に入りギアを揃えよう
書き出すとなんかもっと削れそう。
最後のまとめでわたしが持ってるギア一覧を作りました。
ご興味あれば最後まで読んでみてください。
日帰りの時のザックや着ている服まで全部書いてみた
軽量ギアにこだわる
わたしはソロ登山が基本で自分で全て背負っていくため、軽いものを選ぶことにしています。
山ご飯は基本的にアルファ米だし、お昼は小屋のご飯も楽しみのひとつなのでそこは贅沢します。
ザックの推奨荷重が10キロで水は4時間の行程で大体1L持っていくので、ギアは約9キロしか持っていけません。
夜寒いのは嫌なので温かく快適に寝られるようにしたい!ということで、なるべく1つのギアで2役こなせるようにして持っていくものを厳選しています。
一番優秀なのは手ぬぐい!1枚で驚異の14役!
首に絶対巻いていこ!
手ぬぐい愛があふれすぎて山域別で手ぬぐい紹介記事を書いてしまいました▼
軽量化への道① テント
以前は登山テントの定番モンベルのステラリッジを使っていましたが、テントだけで1キロ以上するのでもう少し軽くしたいなぁと思い、今はシックスムーンデザインズのルナーソロを使ってます。
テント泊は夏~秋しかしないので、軽さを重視してシングルポールでできるものをチョイス。
骨組みがない分非常に軽くて740gです!
軽いのに、1.5人分の広さがありソロだと十分な広さです。
普段からトレッキングポールも使って登っているので、ポールがそのまま柱になることもお気に入りポイントの1つ。
1つで2役こなす道具が好き
蚊帳のようになって涼しいので、言うことなしのテントで気に入っています。
デメリットは結露がすごいこと。
始めはびっくりでしたが、もう数回使うと慣れてきてポールを高めにセットして天井を高くしてピンと張ることでシュラフや荷物に当たらないように張れるようになれたので、今は夜起きたタイミングでざっくり拭く程度です。
シングルテントはどうしても結露しやすいので、諦めて軽さをとった分こまめに拭く+シュラフカバーで対応しています。
強風には弱いというデメリットもあるよ
軽量化への道② シュラフ
シュラフにもこだわりました。
テントがどうしても結露するため撥水するもので、軽くて、温かいものを選びました。
こわれたり、ダウンが減っても新しく買わずに長く修理して使えるものということでシュラフと言えばのナンガ一択!国内ブランド最高!ということで、ナンガでよさげなシュラフを選びました。
重さも680gと軽いし、温かい!
合理的な構造で軽量化された3シーズンモデル
DXの羽毛に超撥水加工を施した高品質で高機能ダウン(770FP)を採用し、最大の弱点・水濡れを克服。
これまで選ばれてきた水に強い化繊の寝袋と比べ、軽く小さく暖かい。
強い反発力で膨らむ時間も短縮され、寒さから早く身を守ることも実現した。
今は化繊も良いポイントたくさんなのでお好みで選んでね
軽量化への道③ ザック
UL(ウルトラライト)ハイカー御用達の山と道のTHREEを使っています。
以前はミレーのサースフェーを使っていたのですが、ザック自体が重く(1.57キロ)疲れるので変更しました。
40L+5で今のTHEEと同じ容量ですが、そこまで入らない印象もあったので。
ミレーは小屋泊くらいまでしか無理かなと・・・
今のTHREEは同じ45Lで628gめちゃ軽いです!
その分ザックカバーがありません。
さらに想定荷重が10キロ前後の為中身を軽量化する必要があります。
重くすると肩で背負うので肩が痛くなります。
(ミレーのザックは腰で背負うのでザックの作りがしっかりして重めなのだと思います。)
ザックカバー問題はザックの中にシュラフカバーを入れてその中にシュラフや着替えなど濡らしたくない物を入れて対応しています。
山と道のJKさんの動画でパッキングを勉強しました。
初めは動画のように買った時のビニール使ってたのですが、シュラフカバーで代用できたので、今はゴミ袋をやめてシュラフカバーを突っ込んでます。
シュラフカバーも一石二鳥作戦!
軽量化への道④ シュラフカバー
シュラフカバーはファイントラックのエバーブレススリーピングバッグカバーにしました。
始めの頃は使ってなかったのですが、テントの結露がひどいのでシュラフを守るために導入しました。(あとザックカバーがないので、中に荷物を入れて雨から守る一石二鳥作戦)
保温性も高まるのであたたかく、気温が低い秋や標高が高い稜線でのテン泊にも使えます。
首元にマグネットがついてるからピタッと閉まってあったかく過ごせるよ
軽量化への道⑤ エアマット
銀マットも考えたのですが、ザックに外付けしている感じがあまり好みじゃなかったり、厚みが足りないので、夜寒くなったりしたためマットは絶対にいいやつを買おう!と思っていました。
軽量化の為に短い丈にして下半身はザックに入れるなど工夫している人もいるようですが、とにかく寒いのが苦手なので、マットは妥協せずに10センチの厚さがあるモノをチョイスしました。
シートゥサミットで最軽量、最厚、最も静かなフルサイズのエアスプラングセルマット。
超軽量ながら10cmもの厚さをもつエアスプラングセル構造に、サーモライト中綿とExkinプラチナム反射フィルムを内蔵。
軽さ、快適さ、暖かさを高次元でバランスし、寒冷時のエアマットの概念を変革します。
軽量でありながら10cmもの厚さがあるので、横向きに寝るタイプの方でも底付きすることがありません。 公式より引用
入ってる袋で数回空気を送り込めば完成!
10センチと厚手なので全然寒さを感じないよ。
Wsサイズだと足が出ちゃうのでレギュラーの183㎝。
スッポリ入るサイズにしたよ!
丈は長いのに重さは165のWsサイズよりも5g軽い謎
パッキングの工夫
ギアの軽量化以外にも45Lザックにテン泊装備を持って行く際、パッキングを工夫しないと入りません。
テント泊となると大体は50L~65Lが一般的です。
ただ、わたしは体力もないし重いものをこれ以上背負って登れる気がしなかったので、荷物の軽量化いわゆるULを選択しました。
まずは自分自身もULしないとダメよ
・・・・・はい
オートファジー続けます。
更にわたしはなるべく外付けしたくない、全部ザックに仕舞いたいタイプなのでパッキングを工夫して全部仕舞い込んでいます。
パッキングの工夫① 調理器具類
以前は丸いチタンクッカーを使っていましたが、収納がうまくできないので今はメンスティンを持って行っています。
四角いので、そこにガス器具がシンデレラフィットして更に折り畳みのコップとライター、フォークが入ります。中にものが入っているので、カシャカシャこすれる音がしなくなるのもGOOD。
コップはおしゃれという理由でチタンのコップを持って行っていたのですが、場所はとるし、音は出るという理由でプラスチックの折り畳みできるものに変更しました。
小さくなるし安いし、とにかく軽い(驚異の25g!)とってもオススメです。
買ってよかったアイテム上位にランクインするほど。マジ良いですよコレ
カラーもたくさんあるよ~
シリコンじゃないのでちょっと固め。
でもシリコン折り畳みは持ち手がないので、こっちがすき!
山ご飯は全くこだわりがないので、基本的にアルファ米とスープを食べています。
カップラーメンやパスタ残り汁を飲まないといけないので、あまり作りません。
食物繊維は取りたいので、乾燥ワカメと切り干し大根と白ごまをジップロックに入れてお味噌汁やスープに入れたりしています。
お酒よりも紅茶やココアなどの飲み物が好きなので、スティックドリンクをジップロックに入れていつでも飲めるようにしています。
アルファ米も今は色んな味があり、とってもおいしくなったので食べたことない人はぜひ!お湯を注ぐだけで簡単にできあがるので災害時にも使えて便利です。
特にアルファー食品のは食物アレルギー28品目不使用なのも嬉しいね
持っていくときは袋を開けていらないゴミを先に出しておくと軽くなります。
パッキングの工夫② スキンケアグッズ
お化粧は普段からあまりしないので、面倒な時は保湿と乳液だけの時もあります。(どうせ汗で落ちちゃうしという言い訳でただズボラなだけ?)
日に焼けることもあるので、その分リカバリーとしてパックを持っていきます。
コンタクトケースが液漏れしなくて便利だよ
コンタクトの保存液は1回分のものも販売されているので、1泊2日の場合は1個持っていくだけなので、少し軽量化できます。
1泊の旅行でも荷物が減るからオススメ!
お店だと1個150円位だからネットでまとめ買いしとくとお得!
あとはワンデーにするとか、メガネで行くとか工夫しよう~
まとめ
軽量化すると荷物が減って身軽になるし、色々工夫して1つのギアで何役もこなせる万能アイテムを見つけるのが楽しいです!
あと、わたしはランタンも持っていきません。
ソーラーの力で明るくするやつとかもよく見かけますがザックに外付けとアイテムが1つ増えるのがイヤなので、ヘッドライトで代用しています。
とにかく外付けがなんかイヤ!
ランタン以外の用途で使い道がないのもちょっとね。
皆さんも快適なテント泊を!