いよいよ冬山の季節になってきました!
今年から雪山も始めてみようかな?と思っている方にオススメの長野県の山をご紹介します。
冬山と言ってもアイゼンやピッケルなどを使うガチな山ではなくチェーンスパイクもしくはスノーシューで登れてお昼に下山できるくらいのゆるいお山です。
もちろん眺めは良いところを厳選しました。
ゆるいのに絶景の冬山はココ
山が一番きれいな季節って冬山じゃないかなと個人的に思っています。
真っ白な雪に覆われた山と真っ青な青空。
空気がピーンとはっていてもうそれはそれはたまらない。
「ああ、早起きしてよかったーー!」と登るたびに思うのです。
冬の早起きってとっても辛いのですが、静かな山と青と白の世界。
登り終わった後の温泉。
とにかく冬こそ山登りの醍醐味なのです!
でも、日照時間も短いし、危なそうだし、遭難や雪崩が心配でソロ登山なんて怖くてできない!と言う人もいるでしょう。
そこで片道3時間以内で標高差は500m以内のゆるいお山を厳選しました。
夏に行くにはちょっと物足りないですが、冬なら十分。
サクッと登れていい景色。
さらに下山後は冷えた体を温めるオススメの温泉もご紹介。
冬山登山入門定番!黒斑山
登山口:小諸市 高峰高原
トイレ:ビジターセンターは冬季閉鎖なので隣の高峰高原ホテルを利用しましょう。(利用代100円)
温泉:高峰高原ホテル 700円(夏場は1000円なのに冬になると安くなります!)
公共交通:デジタル時刻表
毎年年明け登山はこの山!と決めて毎年新年の挨拶に浅間山を見に登っているほどわたしの中では冬の定番なのが黒斑山です。
高峰高原まで車で登れば標高差は400mちょっと。
しかも、登山者が多いのでトレースもばっちりで踏み固められているのでチェーンスパイクの登れちゃうので、初心者の人でも簡単に登れます。
夏場は大変な階段もすべて雪に埋まっているので、夏よりも冬の方が楽に登れる印象。
階段が嫌いなのでわたしはもっぱら冬の時期にばかり登ってます
表コースから登って帰りは中コースで下ると往復で違う景色が楽しめるのでオススメです。
しかも中コースだと登り返しがないので、わたしのように登り返しが嫌いな人はぜひ中コースで下りましょう(笑)
黒斑山まで行く人が多いのですが、絶対にオススメなのがその先の蛇骨岳まで行くことです!
黒斑山山頂が狭くて目の前の浅間山だけを楽しむ感じになっているのですが、その先はふっかふかの雪や北欧のような景色が広がっているのでぜひその先あと25分歩いてみてほしいです。
樹林帯を5分くらい下って行くと稜線歩きになります。
あとは稜線歩きなのですが、左側にずーと木があるので快適に歩けるハズ。
右にはずーと浅間山が見えています。
最後蛇骨岳は左側にあった木ながくなってふきっさらしになるのでそこだけ防風対策をしっかりしましょう。
冬用のウエアがなくてもレインが防風のものだったら代用できるよ!
ストレッチ性があって着やすいので4シーズン愛用
蛇骨岳まで来ると一層浅間山が大迫力になります。
北アルプスを見るならココ!小遠見山
冬でも北アルプスを楽しみたい方にオススメなのが、白馬村にある五竜へ続く登山道にある小遠見山。
大迫力の五竜岳や鹿島槍が目の前に見ることができてスキー場のリフトを乗り継いだ後少し登るとすぐに登頂できる山で2時間以内で登れちゃうので、冬の早起きはキツイ!って人にオススメ。
午後は天気が崩れがちなので遅くても9時頃にはリフトに乗りましょう
登山口:白馬村 エイブル白馬五竜
駐車場無料
チケットはリフト乗り場で購入できます
1の五竜テレキャビン→2のアルプス第一ペアリフトで地蔵の頭(登山口)へ
登山口から少し樹林帯の中を登って行くと、一気に視界が開けてきます。
一面真っ白なのでとにかく照り返しがすごい!絶対にサングラスして行ってくださいね。
忘れると登山どころではなくまぶしくて目が焼けちゃいます。
オススメはgooodr(グダー)のサングラス。
1本4070円~でお手頃なのも◎
デザインもいっぱいあるよ
汗をかかないように登っていてもやっぱり暑い・・・!
ヒーヒー言いながら登って行くとようやく五竜岳のお出まし!
なるべく汗はかかない方がいい!と分かっていてもどうしても汗かいちゃうんですよね。
インナーはファイントラックとワークマンのメリノ100%ロングTがオススメです。
汗冷えしないし、保温効果で温かい&汗が早く乾きます!
メリノは年中使えるのでオススメ。臭いも気にならないし夏は涼しく、冬はあったかいよ
元々ヒートテックは体から出る水分に反応して発熱する素材なので汗に反応してどんどん汗をかいてしまします。
更に速乾ではないので、濡れてしまうとそれが冷えてとっても大変です。
そんなことあるかなぁ?と一回着て登ったことあるけどホント冷えて震えが止まらなかった。
最悪だったのでやめた方がいいです
下着は山メーカーのものを選ぼう!
最後ゆっくり写真を撮りながら登りきると山頂です!
左には鹿島槍、右は五竜が眺められる小遠見山。
それなのに、コースタイムは2時間以内というお手軽さなので冬はバックカントリーの人も登っています。
毎回中遠見山まで行ってみようかなぁと思うのですが、結局小遠見山でのんびりするのがいいや。とここで2時間くらいまったりして下山します(笑)
ココで食べるラーメンとか最高です。ぜひ!
冬の北八ヶ岳 高見石
北八ヶ岳の白駒池のすぐ上にある高見石。
揚げパンが食べられる高見石小屋もある人気スポットですが、冬になると国道が通行止めになる為一気に静かになります。
それでも冬山ハイクには人気の場所でスノーシューを楽しむにはぴったり!
駐車場:茅野市 渋の湯登山口
朝6時からの受付で駐車料金は1000円です。
渋御殿湯にて車の番号を伝えて指定された場所へ停めましょう。
駐車場は旅館の敷地へ停めることになりますので、
除雪や開始時間などマナーを守って利用しましょう!
温泉:蓼科共同浴場 源泉かけ流しで内湯だけですが最高なので行ったことない人はぜひ!
登山口から橋を渡って賽の河原・高見石方面へ進みます。
冬は同じ登山口から天狗岳方面へも行くことができるので間違えないように看板を見ながら進みましょう。
初めはゆるゆると登っていく感じです。
高見石へも登っている方が多いのでトレースがしっかりあるはず!
夏場は岩々のところも雪に埋もれて真っ白になっています。
賽の河原へ着いたらぜひ振り返ってみてください。
振り返ると中央アルプスと御嶽山がくっきり!空気が澄んでいてとってもきれいに見えますよ。
賽の河原を過ぎるとお待ちかねのもっふもふのスノーハイクがスタート。
トレースがしっかりしていればチェーンスパイクで歩くこともできます。
高低差がほとんどない樹林帯を進みます。
賽の河原ではふきっさらしですが、樹林帯の中なので風もなく楽しく歩けます。
わたしは基本的にソロなので他の登山者の方を見つけてパチリ。
冬はやっぱり赤系ウエアが映えてていいですよね!
下山後の温泉は蓼科共同浴場がオススメ!
渋の湯は下山後すぐ入れるけどあまりおすすめしないです。
だって寒いんだもの!笑
1000円で脱衣所や洗い場がめちゃくちゃ寒いです。
もちろんドライヤーなし!
髪が凍ります笑
温かい方は天然水を加温していて温泉じゃないので・・・
車で20分ほど行くとあるのが蓼科共同浴場です!
源泉かけ流しの温泉がダバダバ出ていてとっても気持ちいいのでぜひ!
南信の穴場! 富士見台高原(神坂峠)
阿智村と中津川の間にある山富士見台高原も冬の時期はスノーシューにオススメです。
富士見台高原まで行くのは雪が多いと結構時間がかかるのでよさげな場所までスノーシューでハイキングするくらいでも十分楽しめます。
長野県の南なので、道路にはほぼ雪がないことが多く山だけ真っ白なんてことも。
雪道の運転に慣れていない人は長野県の南の山へ行くのも◎。
道具がない人はヘブンスのゲレンデでスノーシューのレンタルができるので楽です
料金 | |
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スノーシュー | 1800円 |
スノーブーツ | 1800円 |
ストック | 500円 |
三点セット | 3600円 |
ストックはスキー用のヤツ、スノーブーツはスノボー用の靴みたいなのだったので、
スノーシューだけレンタルすればいいと思います!
リフトで展望台まで登るといよいよ富士見台高原へ向けてスタート!
富士見台高原は標高差があまりないのでチェーンスパイクというよりもスノーシューがオススメです。
特に新雪の後は誰も歩いてない道(夏場は車道)をもっふもっふ歩いていくことができてとっても楽しいです。
山のブランドだと高いので、わたしはノーブランドの1万円以下のを使ってます。
お天気も良くて人も少なくて最高でした。
ただ、萬岳荘や富士見台までの距離が結構あるので雪が降ったばかりの場合はずーと道を作りながら進む必要があり、コースタイムより時間がかかります。
時間に余裕を持って計画したり、山頂にこだわらず眺めのいいところで休憩してスノーハイクを楽しむに切り替える判断が必要です。
この日は結局萬岳荘までたどり着けず途中で引き返しました。
冬山は山頂へ行けなくても眺めがとにかくすごいのでまだ冬山歩いたことない人はぜひ勇気を出してチャレンジしてみてください!
ちなみにもう少し頑張れる人は南沢山もオススメです!
こちらも同じく阿智村にある山なのですが、樹氷やスノーモンスターが見られるという事で人気があります。
登山口:せいなの森キャンプ場
駐車料金:500円 入山料:200円
PAYPAYで支払いで来て便利です。
まとめ
今回は初心者にオススメの冬山を紹介しました。
眺めが良くてサクッと登れて温泉もある。
冬山はこれくらいゆるーく登るのが楽しいですよね。
ぜひまだ冬山行ったことない人は行ってみてくださいね!